【出版ゼミ1】書く内容が思いつかない

●書く内容が思いつかない
これは勉強で言われているところのスモールステップ法というのを使ってみましょう。
例えば、昨今話題の仮想通貨「ビットコイン」について書こうと思っても、漠然としすぎて先に進めません。
ビットコインの何について書くのか、仕組み、普及状況、価格推移、トラブル履歴、法整備など、まず5個くらい具体的な候補を書き出してみます。
今度はその5個について細分化し、それぞれ5個ぐらいの内容を書き出します。
仕組みであれば、開発者、ブロックチェーン、P2P、暗号技術、法定通貨との違い・・・。
そこから、開発者について、誰、開発時期、目的、今何をやってる・・・などと、こうやってどんどん掘り下げていくのです。
3段階ぐらいまで掘り下げてください。最初の段階で5個、2段階目で25個、3段階目で125個。こうすることで、書こうとしているものについてのキーワードが網羅されていき、書く内容に困らなくなります。これを整理し、起承転結を意識しながら組み立てていくことで、あっというまに構成も完成してしまいます。
逆に、書き出す過程で、要らないキーワードが紛れ込むかもしれません。
でも、書き出すときはそんなのお構いなしにどんどん書き出して下さい。
書くことがいっぱい出すぎちゃって纏められない!なんて状態も生まれるかもしれません。その場合、あとからどんどん断捨離していけばいいのです。
必要か必要でないか、の視点から優先順位をつけて仕分けていきます。
まずは絶対要らないという確信のあるものだけを削除してください。
それ以外は、自分だけで判断せず、友達に聞いたり、類似本で売れているものの内容を確認したりして、読者がどんな情報を求めているのかを確認してから捨ててください。