【出版ゼミ5】縦書き?横書き?本のサイズは?

●縦書きと横書き、どちらがいいか分からない
基本的に右とじは縦書き、左とじは横書き。それだけです。
カタログ的なもの、図版や写真メインのものに横書きが多いように思いますが、ルールはありません。
日本語は本来縦書きが前提なので、特に理由がない限り縦書きでいいんじゃないでしょうか。
なお、例外を上げるとすれば、英文が多く出てくるものは、横書きがいいでしょう。
英文を縦書きにしても読みづらいですし、また英文のところだけ縦方向に横向きに配置するのも同様だからです。
また、ページ数が決まっているのに文字数が多くなってしまい、どうにも収まらないようない場合、横書きにすると1行当たりの文字数が減り、改行後の余白が減るので、ページを増やさない場合があります。これを縦書きでやる場合は2段組となります。
●本のサイズをどう決めたらいいか分からない
これは、携帯して読んでもらいたいかどうかで決めたらいいのでは。
1)家で読んでもらいたい場合:A5や四六版
2)外でも読んでもらいたい場合:文庫、新書、四六版
カバンに入れて持ち運んだり、電車の中で出したりするのに不便かどうかです。
細かい内容の図版が多いものは、四六版以上が見やすくていいと思いますが、特に決まりはありません。