【出版ゼミ10】自分でどう宣伝したらいいか分からない
●自分でどう宣伝したらいいか分からない
本の宣伝には、主に以下の方法があります。
1)広告代理店を使って、新聞などのメディアに広告を掲載する方法
2)本屋さんの店頭で、平積みや面出しをしてもらい、あわせてパネルやポップをつけてもらって積極的に宣伝してもらう方法
3)インターネットのSNS(ソーシャルネットワーキングサービス)、例えばフェイスブックや、自分のブログなどで告知する方法
1)と2)は当然お金がかかりますが、広告効果も大きいと言えます。
2)はお金をかけずに、著者が個人的にできる方法ですが、どれだけ周知できるかは友達や読者の数に影響をうけますし、一方でものを販売するメディアではないので、著者が自分で宣伝しているかぎり、どれほど販売に結びつくかはわかりません。
ただ、何もしないのでは宣伝になりませんし、本の存在すら知られることがありません。
ネットを使って自分で宣伝する場合は、できるだけ効果の出る仕組みを併用することです。
例えば、フェイスブックやブログで「私、●●という本を出しました」と文字で書いても、リアルでもあったことのある人やよっぽどの信者は別ですが、普通はスルーされるでしょう。少なくとも表紙の画像は載せ、それをクリックすればすぐアマゾンなどの販売ページに飛ぶという仕掛けは必須です。
もちろん、それだけでは物足りないです。
表紙と販売ページの文字情報だけでは、購買意欲を高めるには不十分だからです。
きちんとランディングページを作って、そこで本の内容やセールスポイントを上手く表現して伝え、なおかつ買うと特典がついてくるみたいな仕掛けが効果的だったりします。いわゆるアマゾンキャンペーンと呼ばれているようなものです。ランディングページを外注すればもちろん費用がかかりますが、効果的に宣伝しないと本は売れません。運よく芸能人やテレビ番組が取り上げてくれれば別ですが、そんなのは宝くじに当たるようなものです。なので、売りたいのであれば、初めからその予算も考えておかないと、ただ本を作って終わりになります。