【出版ゼミ12】印税がどういうものか分からない

●印税がどういうものか分からない
印税とは、著者が書いた文章を利用することに対する著作権料のことです。
印税率やその支払い法についても、会社によってばらつきがあります。
印税率についていえば、通常の出版では有名作家でも10%程度と言われています。
出版費用を出版社が負担するので、その分印税率は低く抑えられています。
自費出版の場合は出版費用を著者が負担するため、高い印税率が設定されるのが当然と思われますが、実はそうでもありません。先述の比較表に印税率も掲載してありますので、確認してください。下手すると2%なんていう場合もあるので、びっくりします。なんか著者が損してる気になります。
また、支払い方法にも会社によってばらつきがあり、主に以下のスタイルのどれか、または幾つかのスタイルの併用となります。
1)初版から印刷部数に応じて支払われる
2)初版のうち一部に対しては予め支払われ、あとは実際に売れてから支払われる
3)初版から実際に売れた数に応じて支払われる
4)初版に対しては支払われず、増刷時から支払われる
5)初版と増刷時で異なる印税率を設定する(初版では低い印税率を設定)