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奥付とはをわかりやすく解説|自費出版・Kindle出版で必ず知っておきたい出版用語

「奥付とは何か?」と疑問を持つ方は多いでしょう。奥付とは、書籍の末尾に記載される書誌情報のページのことを指します。自費出版やKindle出版に挑戦しようとしている方にとって、奥付は必ず理解しておくべき重要な出版用語です。本記事では、奥付の意味・定義から役割、具体的な書き方、注意点までをわかりやすく解説します。

奥付とは

奥付(おくづけ)とは、書籍・冊子の末尾に設けられるページで、その書籍に関する基本的な書誌情報をまとめて記載した箇所のことです。英語では「colophon(コロフォン)」と呼ばれることもあります。

一般的に奥付に記載される情報は以下の通りです。

  • 書名(タイトル)
  • 著者名
  • 発行日(初版発行日・改訂版発行日など)
  • 発行者・発行所(出版社名・個人名)
  • 印刷所・製本所
  • ISBN(国際標準図書番号)
  • 定価(税込表示)
  • 著作権表示(© Copyright表記)

奥付は本の「身分証明書」とも言えるページであり、読者・取次・書店・図書館など、書籍に関わるすべての人が参照する重要な情報源です。

奥付の役割

奥付が持つ役割は、単なる書誌情報の記載にとどまりません。出版物における奥付の主な役割は以下の3点です。

1. 著作権の明示

奥付に著作権者の氏名と発行年を記載することで、著作権の所在を明確にします。「© 2024 山田太郎」のように表記することで、無断転載や複製に対する法的根拠を示すことができます。自費出版やKindle出版においても、著作権保護の観点から必ず記載しておくべき情報です。

2. 書誌情報の一元管理

図書館や書店、取次会社は奥付の情報をもとに書籍を登録・管理します。ISBNや発行日などが正確に記載されていることで、流通・管理がスムーズになります。

3. 読者への信頼性の提供

奥付がしっかりと記載された書籍は、読者に対して「きちんとした出版物である」という信頼感を与えます。個人が自費出版する場合でも、奥付をきちんと作成することでプロフェッショナルな印象を与えることができます。

具体的な使い方・取得方法

ここでは、自費出版やKindle出版における奥付の作り方と、ISBN取得の方法について解説します。

奥付の基本レイアウト例

奥付は通常、本文の最終ページ(または最終ページの裏)に配置します。以下は一般的な奥付のレイアウト例です。

項目 記載例
書名 はじめての自費出版ガイド
著者名 山田 太郎
発行日 2024年4月1日 初版第1刷発行
発行者 山田 太郎
発行所 〇〇出版(または個人の場合は住所・連絡先)
印刷所 〇〇印刷株式会社
ISBN 978-4-XXXXXXXX-X
定価 1,500円(税込)
著作権表示 © 2024 山田太郎 Printed in Japan

ISBNの取得方法

ISBNは「国際標準図書番号」で、書籍を一意に識別するための番号です。書店流通や図書館登録に必要となります。取得手順は以下の通りです。

  1. 一般財団法人日本図書コード管理センターの公式サイトにアクセスする
  2. 出版者記号の取得申請を行う(個人出版の場合も申請可能)
  3. 取得した出版者記号をもとにISBNを自社(自身)で発番する
  4. バーコード(EAN-13)を作成し、書籍の表4(裏表紙)と奥付に記載する

なお、Kindle Direct Publishing(KDP)でKindle出版する場合、Amazonが無料でASIN(Amazon標準識別番号)を発行するため、ISBNは必須ではありません。ただし、紙の本として出版する場合や書店流通を希望する場合はISBNの取得を強く推奨します。

奥付に関する注意点

自費出版・Kindle出版で奥付を作成する際には、以下の点に注意してください。

  • 個人情報の取り扱いに注意する:個人が発行者となる場合、自宅住所を記載することになりますが、プライバシー保護の観点から私書箱や出版社の住所を代わりに使用することも検討しましょう。
  • 発行日は正確に記載する:発行日は著作権の起算点になることがあります。初版・増刷・改訂版ごとに正確な日付を記録しておきましょう。
  • 定価の税込表示を忘れずに:消費税法の規定により、定価は税込価格での表示が義務付けられています。「本体価格+税」のような総額不明瞭な表記は避けましょう。
  • 電子書籍の場合もなるべく奥付を入れる:Kindle等の電子書籍では法的義務はないものの、信頼性向上・著作権保護の観点から奥付を設けることを推奨します。
  • 共著・監修がある場合は全員を記載する:著者が複数いる場合や監修者がいる場合は、全員の氏名と役割(著・監修・編など)を明記しましょう。

まとめ

奥付とは、書籍末尾に設けられる書誌情報ページのことであり、著作権の明示・書誌管理・読者への信頼性提供といった重要な役割を担っています。自費出版やKindle出版を行う際には、奥付の内容を正確かつ丁寧に作成することが、プロフェッショナルな出版物づくりの第一歩です。

本記事のポイントをまとめます。

  • 奥付とは書籍末尾の書誌情報ページのこと
  • 著者名・発行日・ISBN・著作権表示などを記載する
  • 著作権保護・書誌管理・信頼性向上の役割がある
  • 個人情報の取り扱いや税込定価表示などに注意が必要
  • Kindle出版でもなるべく奥付を設けることを推奨

出版用語や出版の手順に不安がある方も、一つひとつ丁寧に準備していけば、必ず素晴らしい一冊が完成します。

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