【出版ゼミ6】どのくらいの文字量を書いたらいいか分からない

●どのくらいの文字量を書いたらいいか分からない
分量は初めから決めなくていいです。
初めから短く纏めようとはせずに、なるべくたくさん書きだしてください。
とはいっても、市販の本はだいたい120~240ページの範囲が多いです。ジャンルによって幅もありますが、ここは160ページを一つの目安にしてください。
これだと背表紙の厚みも約1センチほどになりますし、見栄えも悪くありません。
では160ページの本というと、どれくらい文章を書けばいいのでしょう?
1ページ当たりの文字数もジャンルや本のサイズによって異なりますが、文字を中心とする文芸書や実用書の場合、1ページあたり700文字程度が平均かと思います。
ということは、160×700=112,000文字となります。ただ、これには改行時の余白も含まれているので、大体その6掛けくらい書けばいいでしょう。65,000字くらいですね。400字の原稿用紙に換算すると、その場合の余白も考慮し、ざっと200枚分くらい。
改行したり、段落分けしながら原稿用紙200枚書くと、160ページの本ができると思います。
ただ、もちろん、書いたものは後で推敲して部分的に削ったり、要約したりするでしょうから、とりあえず250枚くらいは書いておくといいでしょう。
それを200枚にまとめる過程を経ることで、より充実した内容へとグレードアップができるからです。